【Rakuten Beauty】理美容室の新型コロナウイルス感染防止対策に関する消費者意識調査
こんにちは!
日本のBARBER SHOPは世界一!
JAPANESE BARBER BRAND
YOSHIZAWA Inc.group 代表吉澤紀人です。
今回は、
楽天ビューティが理美容室が独自で実施している新型コロナウイルス感染防止対策について、消費者意識調査を行った結果について書きます。
目次
新型コロナ禍中の理美容室利用についての考え方
52,3%の回答者が新型コロナ収束まで理美容室の利用を控える意向
こちらの調査は、2020年6月1日〜のものです。
思い返せば2020年2月くらいから、横浜港に着岸したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」による新型コロナウイルスの集団感染により少しづつ危機感が現れ始め、お客様の来店状況にも変化が現れ始めていました。
それまでの「YOSHIZAWA Inc.group」ならびに所属しております出身母体である「銀座マツナガ」では、前年対比100%以上が当たり前とされており、毎月の目標は110%前後で設定されていますが、2月からは前年の業績を上回ることで精一杯でした。
3月で約85%、4月で約60%と危機感ハンパ無く増していきました。
1つ目の理由としては、在宅勤務やステイホームなどと言われる不要不急の外出の自粛によります。5月27日の非常事態宣言の解除までは今まで経験したことのないくらい、都心部は街にも駅にも人がいなく、死んでいました。
2つ目の理由としては、東京都の休業要請対象職業態の案に「散髪業」と名指しされたことでしょう。その後対象から外れるも、その危険そうな印象は大きく、正にお風評被害と言えるでしょう。長く来店周期が伸びてしばらくぶりにいらっしゃるお客様からは「やってたの⁉︎」と驚かれたり「いつから再開したの?」と休んでもいないの然も休業していたかの様に聞かれる場合が多かったです。
多くの方のイメージは、感染する危険な業態、当然休業中ということでしょう。
性別ごとに比較すると、男性は新型コロナ禍中でも理美容室の利用意向が強い
お客様に聞く話で多かったのですが、髪を切りに行くというと奥様や娘さん(身内の女性)、職場などの身近な女性に止められるそうです。中には、罵倒されたという方もいらっしゃいました。
私の妻は、普段必ず4週間前後でカット・カラー・トリートメントをお願いしていましたが、行く気にならなかったようです。外出自体したくないそうです。
結果として、女性の方が新型コロナ感染リスクに対する警戒心が強いといえます。
女性メインの美容室やエステなどは極端に客足が減り、休業を選択するサロンも多くありました。男性メインの理容室または男性比率の多い美容室は40%減くらいで済んでいた様に見受けられました。
男性の平均的な髪の長さで言えば、1〜2cmくらいの髪の伸びは変化の割合が大きくなります。したがって、女性に比べると髪の伸び加減の気になり方が、本人も第三者からの見た目も大きくなります。女性よりは、確実にヘアサロンへ行きたくなるのです。
男性向けメニューの充実など、男性向けの訴求が直近の集客に効果的⁉︎
YOSHIZAWA Inc.groupのヘアサロンは理容室で男性をメインとしています。
結果的には、来店客の男女比で男性の割合が多ければ多いほど売上の減少幅は少ない様です。
どちらにしても売上とお客様数の減少は避けられない部分ですが、正に「ピンチがチャンス」と言わんばかりの結果がでました。
例えば4月から徐々に傾向はありましたが、5月はなんと、開店してから30年近く経過した店舗で、ご来店したご新規様が通常月の2倍くらいになり新記録を更新するという驚きの事態が発生しました。確かに、暇ですから集客に繋がる対策はいつも以上に行ったのですが、ここまで多いとは思いませんでした。
基本的には、カット・シャンプー・シェービング・ブロースタイリングがコースにになっておりますが、お顔に触れるシェービングやフェイシャルマッサージやフェイシャルトリートメントなどのエステメニューの需要が減る可能性を心配していましたが、データ通り特に変化は無かったです。逆に、増加したご新規様の中にはエステやヘッドスパ、ネイルケアのオーダーが目立つ様でした。今までの職場近くでご利用になった理美容室との差別化ができ、リピートに繋がる手応えがかんじられました。
コロナ禍以前では、理容業界に数年間にわたりあるテレビ番組の影響で「レディースシェービング・エステ」のブームがあり、女性のお客様も多く、中には専門店も作って対応している理容店もあります。季節的に本来増加するべきブライダル系のお客様もほぼゼロ、普段使いのお客様も尽く自粛傾向、全般的にどの店もかなり苦しい状況でした。弊社のレーディースシェービング・エステ専門店も、例外なくやはり休業しました。
新型コロナ禍中に理美容室を利用する意向がある人の特徴
コロナ禍以前と変わらない方針で店舗やメニューを決定する人が多い
注意したいことは、基本的にお客様はいつものお店に行きたいということです。わざわざ、コロナ対策ができている店を探す人は少数であります。しかも、料金は高いがコロナ対策が万全な店で安心したいという意識もそうありません。それは、いつもの通い慣れた店で、当たり前の様に対策ができていることが当然でなければならないということです。
理美容室で実施されている感染防止対策
選択肢として用意した全ての施策に対し、50%以上の回答者が安心感を感じると回答
一番気にしていることは、その店にいるスタッフ全員がマスクをしているこいとでした。続いて換気をしている、入り口に消毒液が置いてあるです。
他業種の店舗でもニーズがあると考えられる「スタッフのマスク着用」、「定期的な換気」、「店舗入り口への消毒液の設置」、に対して特に安心感を感じる回答が多い
理美容室特有な施策としては、「ハサミなど、施術に必要な道具が消毒されていること」に対するニーズがに 強い
消毒に関しては、日頃から行っている理美容室特有の消毒レベルがコロナ禍中でも特に求められている傾向であります。日頃から消毒を行なっていることをお客様が認識できることで、その後の第2波や3波時に安心してご来店していただけるポイントになるでしょう。普段からしっかり行なっていることであれば、アリールしない手は無いでしょう。
感染防止対策を万全にし、店頭やSNS、ウェブサイト等で周知することで、感染リスクを恐れている層への訴求効果が期待できる。新型コロナウイルスが収束に向かい、感染リスクを恐れている層が利用意向を示し始めた際に効果が現れてくるものと考えられる。
今回のコロナ禍中で、通常ご利用中の常連様は物理的な理由以外で店を替えることが少ない。日頃から行なっている消毒などの取り組みは、SNSなどで発信し続けつことで新たなご新規様の獲得に有利なことは明確でしょう。
まとめ
今回のコロナ禍中で、お客様の男女比、都心部の一等地とそこから少し離れた住宅もある様な場所などでの立地の差、この2つが理美容室の業績に大きく影響し明暗が別れたことは確かです。
特に日本人女性の真面目さと警戒心の強さから、有事の際の行動は男性より鈍ります。
リスクヘッジの為に、男性を対象としたメニュー展開と集客も強化することがこの様な感染拡大に繋がることでしょう。
以上、楽天ビューティのデータより分析いたしました。
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