【令和版】コロナで変わる⁉️ 理容業界の新常識‼️

2020.09.06

こんにちは!

日本のBARBER SHOPは世界一!

JAPANESE BARBER BRAND

YOSHIZAWA Inc.group 代表吉澤紀人です。

 今回は、

【令和版】コロナで変わる⁉️理容業界の新常識‼️

について書きます。

【昭和版】理容業界の常識

私の実家は、新潟県新潟市中央区で祖父の代から理容店を営んでいました。

両親も親戚も兄弟も、周りは理美容師ばかりです。

父の店と祖父と母の店の2店舗。

家には従業員の皆さんが住み込みです。

一緒に食卓を囲むことや家族旅行も社員旅行を兼ねたものでした。

当時は母と祖母が家族7名に従業員4名の最高11名分の食事の準備をしていました。

正に大家族状態です。

朝7時には起床して店の掃除や準備、7時30分には朝食、8時には父の店へ父と従業員が出かけて行き、20時前後に帰宅。そのまま食事をして20時30分くらいから22時まで練習会です。

その家の息子の私は、当然カットモデルとして使われていました。

時には、営業中の洗濯や掃除を手伝うこともあります。

休みは月曜日と第3日曜日の月5日。

当然、学校の休みと行事は店の定休日とは合わず、親子遠足なども一緒に行ったことはありません。

私もそのペースが日常化し、すっかり「床屋の子」です。子供心に、将来床屋はやめようと思っていました。

【平成版 前編】理容業界の常識

子供心に将来床屋はやめようと思っていた私は、大学進学又は公務員(警察官になるために警察学校)へと進路を考えていました。サラリーマンや公務員の安定的で一般的な日常への憧れもありました。

ある時、東京の理容業界では名の通った「銀座マツナガ」へ就職していた兄が帰省しました。

実家を継ぐべく修行中でありますが、その服装、海外社員旅行で買ったブランドのバックや化粧品、日に日に垢抜けていきます。同じ床屋のはずがなんか雰囲気が違います。

まず実家との違いは、会社組織、エステやネイルケアもある高級理容室、銀座の一等地、お客様も各業界の著名人が多い、とにかく垢抜けています。実家のお客様は勿論、新潟市内でも見たこともないバブリーなお客様がたくさんいらしていました。

実家の住み込みと違って、ある意味自由な寮生活、理容師でありながら会社員、休みも月7日で10連休という夢のような夏休み、社員旅行は海外のリゾート、とにかく別世界の話を聞かされ、これなら床屋もありかなと思いました。

【平成版 後期】理容業界の常識

理容業界に入って感じたことは、理容専門学校の生徒の9割が実家の理容店を継ぐために入学し、その中にはいやいや入った人も多くいました。例えば、「車買ってやるから」とか「家を新築してやるから」とかで釣られていた同級生もいました。

それでは当然長続きしない訳で、全国的にだんだん生徒数は減り、1クラスでも定員に達しない理容専門学校が通常となります。【平成版 前期】9割が同業者の後継者達、同業者とは関係ない一般家庭の子供が1割、【平成版 後期】一般家庭の子供が9割になり、1割が同業者の子供という逆転現象が起こっています。一般家庭の子供の数はほとんど変わらずに9割になっているのですから、必然的に生徒は減る訳です。

【昭和版】の理容店で生まれ育っている私達は、サロンワークやプライベートも【平成版 前期・後期】が少しでも進歩している感がありますが、一般家庭で育っている皆さんはそこまでの感覚はありません。

特別な別世界であり、ブラック企業と言わんばかりでもおかしくありません。

【平成版 後期】さらに待遇も見直され、給料もその地域の最低賃金を上回り、休日も週休2日、有給や様々な社会保険も厚生年金もさらにいろんな福利厚生も完備、歩合給制度も充実しやりがいを持ち高収入を実現する会社もでてきました。

【令和版】理容業界の新常識

令和の早々、コロナウイルス感染拡大に世界中が撹乱され、人々の生活様式が様変わりしようとしています。

それと同時に、各業種共に変化に応じた早急対策が必至です。

我々理美容業も例外ではありません。

令和2年4月、緊急事態宣言発令と同時に世の中は変わりました。

とにかくどこにも人がいない。(特に都心部)

そこからの売上の減少は凄まじいものでした。

その時期に、即対策したことの一つが雇用調整助成金です。

その日の出勤スタッフを最小限にし、あとはとにかく休ませる。通常の月9日の公休日数以上に休ませた分を助成金として給付してもらうのです。

この時ほとんどの会社は公休以外の休みをただ休ませて給与を通常の60%にするのですが、YOSHIZAWA Inc.groupはその期間にあえて技術訓練、ブログやコンテンツマーケティングの記事作成、ヘアスタイル画像のホームページなどへのアップなどの時間にしてもらい、通常と変わらず100%の給与を支払いました。

今までサロンワークの営業時間で補いきれないことは、それ以外の朝や夜の営業時間外でこなす内容です。それをあえて終業時間内で行うということは、【昭和版】や【平成版 前・後期】理容業界の常識には無かったことで、そこが理美容業界のブラック企業と呼ばれたる所以だったのではないでしょうか。

YOSHIZAWA Inc.groupでは、今年からの改革の一つとして掲げていた部分ではありましたが、試行錯誤していたところにコロナに待った無しにで突然追い込まれスタートさせられました。

しかし、やってみるとどうでしょう、これが意外とイケる訳です。

案外良い記事が出てきたり、練習の成果も予想以上に良く、意外とみんな真面目に実行します。

きちっと始まる、やる時は集中して一気にやる。きちっと休憩する、そしてまた一気にやる、きちっと終わって早めに帰る。

今までの様にサロンワークの前後や隙間でやることが常識でしたが、それよりむしろ効果的かつ社員も喜ぶ。

なんかそんな日もあって良いのだと実感できました。

コロナウイルス感染拡大によるピンチがチャンスに変わった瞬間でした。

そして5月、4月の反動も多少なりともありますが、1ヶ月間の新規客数が開業以来過去最高の新記録となりました。4月の行動の成果が実証されました。

スタッフもプライベートの充実とサロンワークや練習の無理の無い充実、ブログ作成作業の両立が実現→ホームページの内容強化で新規客の集客と練習の効率が上がり成長も早い→常連のお客様は技術レベルの向上により満足度アップ→口コミ好評化の増加とホームページのPV数が上がり新規客が増える→結果、スタッフ良し・お客様良し・会社良しの三方良しが実現します。

変わる⁉︎ 理容業界の新旧勢力図

いろんな業界がありますが、時代と共に変わって当然です。

理容業界も同様です。

元々成り手が激減している業界でですから、見直しがかなり必要と自覚していても、イマイチ踏み込めない現状をコロナが打破してくれました。

間違いなく、変わります!

そうならなくては、理容業界が無くなります。

変わる優良勝ち組サロンと変えられない衰退サロンの二局化になるでしょう。

スタッフは、必然的に優良勝ち組サロンへ流れます。

お客様も、安心安全、若手の集まる活気ある優良勝ち組サロンに集まることは必然です。

コロナ禍中でわかる優良勝ち組サロンの特徴

コロナ渦中→売上減少→現状分析が敏感、考え方が柔軟で的確に対応→高い危機管理対応能力により社員の給与を維持し巻き返しを図る→社員もモチベーションを維持したまま待機&巻き返しのための準備→巻き返し戦略の成功→サロンに活気が戻り売上も回復→新たな社員&ご新規客の増→良い連鎖が続く(例、若手経営者の新鋭サロンなど)

コロナ禍中でわかる衰退サロンの特徴

コロナ禍中→売上減少→現状分析が鈍感で頭が固い、打つ手無し→売上減少に合わせて経費の削減と社員の給与減額→社員も一時的に我慢→社員のモチベーションの低下&優良勝ち組サロンと比べ会社に不信感→退職者続出→店舗縮小&社員一人当たりの仕事量増→社員のモチベーションの低下&退職者増→負の連鎖が続く

 

以上のことから、コロナにより今までの理容業界の常識が通用しなくなり、業界再編が起こります。

理容業界勢力図が急激に塗り替えられるでしょう。

【令和版】理容業界の新常識

コロナにより世の中は激変しました。

まったく想像もしなかった展開に、急激な変化です。

しかし、まだまだコロナの向かう先はまだ誰にも読めません。

いろんな面で、まだまだ激変中と言えます。

『いかに敏感に察知して分析し、今まで囚われず的確に即対応できるか』です。

これが、【令和版】理容業界の新常識です。

 

【理容業コンサルティング】

・理容業のことならなんでも。

まずはご相談下さい。

・労務・社会保険・助成金・人事・経理・教育・求人・その他

 

YOSHIZAWA Inc.groupと各種専門家チームでサポート致します。

お問い合わせ

nori@yoshizawa-inc.com