【2021年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.8《風の時代で生き残る店と消える店》

2021.08.19

こんにちは!

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YOSHIZAWA Inc.group 代表 吉澤紀人です。

 今回は、『土の時代』からの大変革‼︎ どうなる⁉︎ 乗り遅れるな‼︎

【2021年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.8《風の時代で生き残る店と消える店》

です。

『土の時代』から『風の時代』の変化に気付け

ここ数年で、世界的に世の中が大きく変化してきていることにお気づきだと思います。

例えば、自動車です。

私は自動車やバイクが好きですが、ここ数年でハイブリット化が加速し、それどころか近い将来電気自動車が大半を占める事になることに戸惑いと失望があります。

なぜなら、自動車好きはそのエンジン音や振動がたまらなく魅力でもあるからです。

エンジン音といえど、うるさい、排ガスもモクモク、臭い、空気が汚いと連想されますが、最近の自動車はそうでもありませんよね。

各自動車会社は相当研究して,エンジンもエコでクリーン,環境に相当優しいエンジンを作り上げています。

しかし、世界的に脱炭素の波は緩みません。

省エネ、環境破壊の防止、エコの波が押し寄せていますが、自動車業界も同様です。

エンジンではなくモーターの、電気自動車オンリーの時代に向かっているのです。

しかし、トヨタの豊田社長も反論していましたが、実は電気自動車を作るまでの課程で、石油エネルギーを沢山使い、そして二酸化炭素を沢山排出することになり、結果的に脱炭素どころか、さらに排出する結果になるのです。

したがって、今のままのクリーンなエンジンの方がはるかにエコであり環境に優しいという事実を訴えていらっしゃいました。

実はそんなこと知っているのに言うに言えない人達ばかりで、豊田社長は勇気を出してパンドラの箱を開けてくれました。

そこまで必要なのかという様な理不尽に対するしっかりとしたエビデンスを示す専門家の意見もありますが、なぜか誰かの都合の良い様にかき消されていることにお気付きでしょうか。

それは、流れを止める意見が出回っては困る人達がいるからです。

世の中の流れをコントロールしているからです。

したがって、いつまでもガソリンやディーゼルやハイブリットでエコでクリーンなエンジン車輌を作っていても、それがどんなに優れていても、世界中では通用せず販売できなくなるのです。

勿論、日本にも世界には矛盾を感じていてもいる人も沢山います。

それも承知で、日本も世界もその流れに乗らざる得ないのです。

我々の日常生活も、いつしかそんな流れに飲み込まれているのです。

その事実に気付き、上手く波に乗ることです。

それが自分の信念や今までの現実と違っていたなら、考え方ややり方を調整しながら、柔軟に工夫して反発しない様に、世の中の流れに乗ることが生き残るコツなのです。

『土の時代』から『風の時代』へ、今までのさまざまな常識はすでに一変しています。

消える店

あくまでも想像の範囲でのお話で、偏見でもなんでもございません。

実例とでもいいますか、どんなパターンが危ないと思えるかわかりやすく、架空の世界ではありますが参考となるように書かせていただきます。

似たような形態のサロン様がありましたら、記事をわかりやすくしたいためのストーリーですのでご容赦いただければ幸いでございます。

パターン❶

「消える店」の一番危険なサロンの特徴は、老舗で、しっかり実績がある、数店舗あるくらいの規模の創業者一族が実験を握るオーナー会社が多い気がします。

なぜなら、実績に伴う今までの成功パターンから、創業者は自信があります。

今までの、「経験の積み重ね」です。

求人にしても経営にしても、ある意味の勝ちパターンです。

しかし、この「経験の積み重ね」が通用し評価されるのはあくまで『土の時代』まで。

勿論、全てがそうでは無いですが、以下の様な筋書きが予想されます。

「今まで上手くいっていた会社の、頭の凝り固まってしまった創業者では、『土の時代』の成功パターンである「経験の積み重ね」をある意味捨ててまで、正反対に近い『風の時代』の考え方ややり方は理解出来難いのです。

そして、そんなオーナー社長に仕える幹部達は、今まで偉大な社長の指示は無難にこなしてきましたが、自分で開拓してきた経験がが少なく『風の時代』に向けた嗅覚や感が養われ難いことが多く、やはり指示がないと動けません。もっとも、住みごごちの良い現状からの変化を嫌いますので、変革には反対です。

そこで、外部から凄腕のコンサルタントや幹部社員を引き抜き、改革的な制作に取り掛かろうとしますが、社長が築き上げた伝統を壊されめちゃくちゃにされる様な気がして、今度は創業者一族やOBが黙っていません!」

なかなか改革は進まず、泣く泣く断念、結果衰退の一歩という最悪のシナリオです。

 

なんて(笑)、ドラマみたいですが有りがちな話です。

パターン❷

技術職であり職人の世界ですから、大変辛い修行時代があってこそ、苦労して耐えて一人前。

昭和の中盤のような丁稚奉公すら無いにしても、拘束時間が長くて休みの少ない大変な仕事であります。

朝のトレーニング→営業(ほぼぶっ続け)→夜のトレーニング。

休みは、月曜日で隔週連休の月6〜7日、その内の数日は練習会や講習会やコンテスト。

初任給は、関東で20万円以上、地方は20万円を下回ることが多い。

 

大変な仕事の割には、給与や休日数や社会保険などの待遇が一般平均以下であること。

若者には魅力薄で響かず、成り手が増える訳がなく、減少の一歩でスタッフが集まらず、衰退の一歩です。

パターン❸

組織的に他店舗展開している育成型のサロンでは、昔からの育成カリキュラムが構築されている。

例外なく全員が同じ育成カリキュラムで技術の習得をしていくため、得意や不得意で進行レベルにあまり差が出ない。

したがって、ある程度の一人前レベルとされるスタイリストデビューまでに平均2年前後かかる。

若手社員は、理美容専門学校に進学を決めた頃との理想と現実の違いに戸惑い、理容師から美容師へ、理美容師からエステサロンへ、理美容室からマツエクサロンへ転職することが多い。

スタッフの育成の固定観念から、『土の時代』の積みお重ね重視の強制的な指導メインで『風の時代』の自走するような発想が出ないために若い人材を使いこなせず、離職率が大きくなってしまいます。

やりがいという点では、今時の店舗との差が浮き彫りとなりモチベーションが上がらない。

結果人が育たず、店の魅力も人員も衰退の一歩です。

 

当然のように、新規採用も増えるどころか減る一方です。

生き残る店

なんといっても、まず今までの固定観念は捨てるくらいの発想が必要だと思います。

現実に、私がこの業界に入った30年前、独立した17年前、コロナ前の約2年前、どちらにしても今とはとんでもなく常識が変わっています。

それなのに、いまだ同じ考えで店を運営していたら、上手く行く訳が無いのです。

変化して対応していなくては、生き残る店になれる訳が無いと思います。

例えば、コロナ禍でリモートワークが主流の時代になってきました。

もはや、東京の中心地にオフィスを構える会社に、通勤する人は激減しています。

都心部で集客にはさほど苦労していなかったが、その変化を肌で感じ危機感を覚える感度があるかが重要です。

今苦しいのは、コロナのおかげでこんな大変な目に合っているとか、コロナが落ち着けば元に戻るとか、コロナのせいと思っていなければ大丈夫です。

素質があります。

なぜなら、実際に同じような商圏内において、すでにコロナ前と変わらず売上も客足も影響無く、もはやそれ以上に業績を伸ばしているサロンもあるからです。

なんとかしようとする意識と行動力で、道は自ずと開けてくる可能性を大いに秘めています。

まとめ

老舗の店でも新規出店でも、『風の時代』を意識した考え方ができるかが鍵を握ります。

意外に今の若手の感覚は、『土の時代』の積み重ねなどの経験が薄いために、しがらみにとらわれず考えることが可能です。

柔軟性があり、尚且つ上手くいけば勝手に自走しどんどん発展していきます。

『土の時代』頭の経営者は、早めの世代交代がこれからの『風の時代』を生き抜く、生き残る店の条件となるでしょう。

逆にタイミングを誤ると、ドンドン取り返しのつかないことになりますのでご注意いただきたいと思います。

生き残った暁には、良い時代の到来です!

今が踏ん張りどころ、まさに正念場と言えるでしょう。

 

 

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