【2021年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.10《風の時代の魅力的な理容専門学校》

2021.10.23

こんにちは!

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YOSHIZAWA Inc.group 代表 吉澤紀人です。

 今回は、『土の時代』からの大変革‼︎ どうなる⁉︎ 乗り遅れるな‼︎

【2021年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.10《風の時代の魅力的な理容専門学校》

です。

存続の危機⁉︎ 理容専門学校の現実

全国の理容専門学校は、深刻な生徒不足に陥っています。

私が理容専門学校に通っていた頃(32年前)、新潟県には理容専門学校が新潟市に一校ありました。

もともと二校あったものが、生徒の減少で一校になった経緯がありました。

当時は辛うじて二クラスありましたが、数年後には一クラスになる訳です。

当時の生徒の内訳としては、理容科二クラス男女比は男子が約2/3でやや多めです。

理美容業を営む親を持つ後継者的な立場の生徒が約9割を占めていました。

理容業は子供が代々継いでいく傾向が強く、業界関係者以外から理容業を目指すことは稀で、一般家庭から見るとその労働環境や待遇は特殊であり、大変な仕事と思われていた感がありました。

理容業者の子供ですら後を継ぎたがらない傾向が多くでてきており、問題視されていました。

理容学校時代の同級生の中には、車を買ってもらうことが条件でいやいや入学していた(笑)例もありました。

当然ながら、卒業後は別の職業に着くことは珍しくありません。

意気込んで入学というよりは、親に言われて止むを得ずという感じも多かったように思います。

ただですらそうでしたから、徐々に理容業者の子供は継がなくなり、理容学校の生徒は激減していきます。

今では、当時1割の業界関係者以外の割合がほぼ同数のまま9割となり、理容業者の子供が1割で比率が逆転した上で、総数は激減している状態です。

全国的に、例外は無いと思います。

以下、資料が古いのですが2015年までの推移です。

その後はもっと深刻です。

 

専門学校入学者数の推移(理容専門学校編)

そもそも、なぜ理容専門学校に生徒が集まらないのか

理容師になるためには、国家資格である理容師免許が必要です。

理容師免許を取得するには、理容専門学校を卒業して理容師国家試験を受験し、合格する必要があります。

したがって、理容専門学校の生徒数が減少していれば理容師も減少するのです。

理容専門学校が悪いのか、理容サロン理容師自体が人気無さすぎるのか?

両方だと思います(笑)

都内某私立高校3年生に聞いた!理容学校のここが◎!

①全日制2年間という長い期間で、国家試験のための理論と技術をしっかり習得できる。

②最近はエステやメイクなど、今時のサロン事情にマッチした技術や理論の教科に加えて力を入れる学校も増えている。

③全日制は2年間で270万円前後かかるが、さまざまな免除や給付金などの制度がある。通信制なら70万円前後で済む。

都内某私立高校3年生にきいた!理容学校のここが✖️!

❶全日制2年間の過程を卒業し、国家試験に合格してサロンに就職しても、どうせ即戦力で活躍できる訳でない。

サロン勤務2年間というと、もうそこそこ立派な理容師で弊社ではスタイリストとしてバリバリ活躍しています。したがって、サロンワークをしながらの年数回のスクーリングで通信制3年間と、全日制2年で卒業しサロン勤務1年目の3年間では、明らかにサロンワークをしながら年数回のスクーリングで通信制3年の方が上で、サロンでの技術や接客レベルと立場は明らかに差がつきます。

❷昔ながらのコンテストなど力を入れてることは業界から見たら悪いことではないですが、生徒になるべき一般の学生にはその内容やコンセプトなどがささらない。

❸専門学校の中では、その特殊性から仕方ないが学費は高い方だ。

高い割には、現実的に卒業後の即戦力的な実力が付く訳でもなく、費用対効果で敬遠されることもあるようです。全日制卒業後にサロンへ就職して、初任給は勿論ですが給料もあまり高くなく、むしろ理容業界は大変な割に収入が低いというイメージもあるかと思います。

《風の時代の魅力的な理容専門学校》とは

中高生との接点

コロナ禍において、世の中は直接の対面をせずに、通信販売やリモートなど移動せずに済ませる方向が加速しています。

おそらく、少なくともこの流れが減ってコロナ前に戻ることはありません。

そんな『風の時代』に理美容業は、数少ない直接対面しないと成り立ちにくい分野であることは間違えありません。

まだまだリモートで髪は切れません(笑)

そこに行かないと、あなたでないとダメな仕事ってなかなかないと思います。

私が申し上げるのも何ですが、代わりがいない、やりがいがある、ある意味食いっぱぐれない、他の業種に比べ比較的簡単に上手くいき易い。競争が少ない、やり方次第で儲かるなど、大変良い仕事と思っています。

理美容師は大変な仕事で、理美容室はブラック企業が多く低所得、という世の中の認識まだまだ一般的ですが、努力し改善して頑張っているサロンも多くいらっしゃいます。

そこは、意外に世の中に知られていないところかと思います。

卒業生が、どんなサロンに勤めてどうなっているのか、学校で学んだ何がどうやって現場で生きているのか、卒業生の生の声でどう伝えるかが重要です。

今までのブラックなイメージの払拭し、魅力的な個人やサロンや会社を、どんどん中高生にご紹介するべきです。

サロンは、卒業生をどんどん出してくれないと困りおますから、喜んで理容専門学校のお手伝いしてくれると思います。

そこはやはり『風の時代』。

SNSを駆使して、口コミ的に、方法は山ほどあるかと思います。

こちらから仕掛けるというよりは、中高生の間で勝手に情報が一人歩きするようになれば占めたものです。

残念ながら今の高校生も親御さんも、少しでも上の大学に進学して就職することが全てと思っている子が多いと思います。

そもそもいろんな職業に対しての情報が少なく、他に選択の基準が無さすぎる傾向は強いということは否定できないと思います。

特に理容師は、私の個人的な感覚ではありますが、街を歩いていてめちゃくちゃ繁盛している店やカッコイイ店、そこで働く理容師さん達が生き生きと働いているような光景、カリスマ理容師や憧れる存在の理容師は、残念ながらそうそう見かけません。

それでは、理容業界に憧れて、夢見て、理容師を目指してくれる若者が増えないのも当たり前です。

私も含め理容業界の経営者は、責任重大ではないでしょうか。

理容師が減れば、敵が減るということではありません。

困るのは個人のサロンであり組織的サロンの経営者です。

理容業界の衰退は全ての理容師にマイナスです。

そこで、少しでも一般の若者に触れるチャンスが欲しいところです。

現場レベルの授業内容と質

より魅力的な意味のある授業内容にするには、リアルなインターンシップとして本物のサロンワークを計画的により多く取り入れることです。

『風の時代』である以上、トレンドはあっという間に変わります。

その年の旬なサロンに数店舗ご協力いただき、インターンシップのレポートを学校に帰ってプレゼンし合い分析し共有する。

毎回お馴染みの講師ではなく、旬のサロンのあの理容師から技術やいろんなノウハウが学べるとなれば、私もぜひ参加したいです(笑)

通常授業の他に、現役学生やOB・OG、後援会員などがみんなで学べるオープンスクールで行うのも良いでしょう。

牽引するのは、理美容商材ディーラーでもなくメーカーでもない、学校が行うべきと思います。

大学レベルでは積極的にOB・OGや一般向けのオープンスクールがありますが、なぜ専門学校が主催しないのかと思います。

これらは口先だけでなく、現場で実際行われ、尚且つお客様に評価されて繁盛してるからこそ説得力があり面白いのです。

旬な業界の動きが学べる、現場と密接で業界を理容専門学校がリードしているとならば、他の専門学校との差別化にもなると思います。

まとめ

私の息子は高校3年生であるが、受験勉強もラストスパートとばかり日々頑張っております。

私も高校卒業後大学進学も考えていたが、お恥ずかし話今の息子ほど真面目に受験勉強に取り組んでいませんでした。

大学がダメなら、剣道をしていたのでもっと極めたいことと安定の公務員「警察官」と思い警察学校への道も頭にありました。

しかし、今になって思い返してみると、大学や警察学校に行かないで理容の道を選んだことに心底良かったと思うのです。

もともと実家が理容業を営んでいて尊敬できる父の背中を見て育ったこと、その両親の関わりのある経営のカリスマ理容師(のちの私の師匠)松永巳喜男社長の存在、銀座マツナガというサロンへ先に入社していた兄からの話、それらの体験や情報が私には一般家庭の学生よりもリアルに伝わって来たからだと思います。

私の兄弟三人が、全員何の抵抗もなく親に押し付けられることもなく、理容業を選んだことは他の同業者の知り合いの家庭からも羨まれる状況でした。

『風の時代』今の学生達は何でも携帯で調べ、情報は何でもリアルタイムに入ります。

しかし、理容の業界のことは知らなすぎて調べる対象にもならないのが現状と思います。

しかし、いつ何がきっかけでバズるかわかりません。

そこは我々サロン経営者も学校も、業界の繁栄の為に協力し盛り上げていきたいものです。

少なからずとも、YOSHIZAWA Inc.groupは地域・学校を問わず全面的にご協力致したいと思います!

皆さん、本当に素晴らし日本の理容業を盛り上げましょう!

【参考例】

弊社がご協力した理容美容専門学校の実例(順不同)

 【国際理容美容専門学校】

【東京理容専修学校】

 

 

【国際文化理容美容専門学校】

卒業生取材

【新潟理容美容専門学校】

オープンスクールにリモート出演

 

 

 

 

 

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