【2022年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.17《風の時代の with コロナでサロン経営 理容師の価値》

2022.06.05

日本のBARBER SHOPは世界一!

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YOSHIZAWA Inc.group 代表 吉澤紀人です。

 今回は、『土の時代』からの大変革‼︎ どうなる⁉︎ 乗り遅れるな‼︎

【2022年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.17《風の時代の with コロナでサロン経営

理容師の価値》です。

2022年 理容師の価値を考える

2021年 理美容師数と一理美容師当たりの日本国内の人口

2021年3月末時点で、美容師数は54万9935人で施設数と同様に過去最高を更新した。

数回前年を下回った年はあるものの、基本的には右肩上がりで増え続けている。

一方、理容師数は21万0849人で、2013年以降毎年減り続けており、2021年も3430人(ー1.6%)減少しました。

高齢の理容師が多く、長期に渡り志望者が減少している傾向は続いているため高齢化しています。

2021年の一理美容師当たりの人口は、毎年減少を続けている理容師数に対しそれを上回り増加傾向にある美容師数、更に日本の総人口は減少傾向にあるため一理美容師当たりの日本の人口は1.65人で減少傾向といえます。

理美容ニュース

若い理容師が少ないのになぜ???

何か可笑しい⁉︎ 需要と供給のバランスと理容師の価値

現役の理容師は高齢化が進み、これから理容師を目指す若者は減少している傾向はもう30年以上続いているはずです。

益々深刻な、20歳代若い理容師不足に陥っています。

しかし、お客様からしたらどちらかというと、若くて、センスが良くて、技術力があり、接客が良いスタッフが揃う店に行きたくなるのが心情です。

残念ながらただでさえ少ない理容師ですから、若くて、センスが良くて、上手くて、感じの良い理容師はそうそう存在しません。

少なくても日本国内の総人口のうち約半数が男性だとして、その方々がお客様となる可能性があるのだとすると、お客さまが求める若くて優秀な理容師は少ないので、需要は沢山あるのに供給が伴わないはずです。

そうなるとお客様は、やむ負えず若い美容師のいる美容室に行ってしまいます。

んっ!

何かおかしくないですか?

だとしたら、若い理容師、若くて優秀な理容師は希少な存在です。

なぜ、給料が安く待遇が悪い⁉︎

逆ですよね。

本来はその存在価値は今のレベルではありません。

それが現実なら、当然ですが理容業界って将来性も夢も無いし、魅力ないですよね。

だから若い理容師が増えないのです。

本当は、優秀な理容師であれば尚のこと、沢山のお客様から求められている、もっともっと価値ある存在であり価値ある職業です。

もっと高単価で高収入、高待遇が実現するサロン経営が可能なはずです。

なぜ変わらないのか?

先日同年代のある理容師に、このままでは理容業界の衰退が進むという話をしました。

すると、帰ってきた答えは「俺は理容業界のことなんか考えていない」とあっさり。

つい一年前まで、大学に進学しようとしていた自分の息子に理容師を薦めていた人のセリフとは思えません。

私もその息子さんに理容業界の魅力を少しお話しました。

残念ながら、彼はその時点で理容師の選択はしませんでした。

我々の両親世代の理容師が修行していた頃は、まだまだ理容業を目指す若者が多かったそうです。

当時の修行時代は、経営者家族と住み込み従業員さんの食べ物や待遇の格差が大きかったと同業者の先輩方から聞いています。

私の両親も染み込みの修行時代に違和感を感じており、少しでも従業員さんの環境を良くしてあげようと奮発し家族と同じ物を食べさせ、部屋も家族と差別なく隣同士または従業員さんの部屋の方が賃貸の綺麗な部屋で、家族旅行は従業員も一緒、みんな家族同様でした。

私の父は組合でも率先して働き理容業界のために貢献し、母は少しでも従業員さんの食事や待遇を自分達の修行時代よりも良くしてあげようと創意工夫し、両親共に理容業界を盛り上げようと努力をしていました。

私がこの業界を選んだのは、家業が理容業でサロン経営をしていたし、理容師の親戚や住み込みの従業員さん達に囲まれて育ち、嫌なことやコンプレックスも多々ありましたが最後は親の背中を見ていて尊敬できたからだと思います。

今のサロン経営者の皆さんより、30〜40年前の経営者達の方が理容業界に対する夢や使命感など、それぞれに対する熱量が大きかったと思います。

世代が変わり、さらに若い理容師が減少している根幹は、我々世代以上のサロンオーナー達に責任があるのではないでしょうか。

自分達の今が良ければ、守られれば、後は無関心な現状維持の保身ではなく、痛みは伴うが理容業界の将来のために後輩や子供達のために開拓する現状打破の姿勢や考え方ではないからです。

『理容師』の将来性

単純に考えればわかります。

新たな理容師は年間で1000人前後しか生まれていません。

しかし、若い理容師がいないからみんながみんな美容室に行きたい訳ではありません。

理容師も美容師も、お互いに畑違いを感じており、両方を極めることの難しさは認識しており、どちらかに特化した方が良いことを知っています。

美容師よりも圧倒的に少ない理容師の方が、数で言っても競争率が低く、手付かずで伸びしろが多いのです。

大手企業で役員クラスになるよりも、高校野球で甲子園へ行くよりも、理容業で同じくらいにそれ以上に成功する方がはるかに簡単です。

だって、敵がいないじゃないですか。

伸びしろが多いではないですか。

私の周りには同じ師匠の下、理容業の素晴らしさと成功哲学を身をもって体験して学び、恵まれた環境で切磋琢磨して育ち、そして独立した意識の高い先輩と後輩が沢山います。

みんな素晴らしく目を見張る活躍ぶりで成功しています。

私の周りだけでも多いのですから、すごい確率だと思います。

大事なことは、そんな環境でそれが当たり前のように、見て聞いて体験して、身体中の細胞レベルで習慣化して育つことなのです。

次第に、当たり前のように常に前向きで、物事を他人頼りにせず自分が主体で、肯定的に考えられる思考が身に付きます。

そこにきて敵が少ないのですから、上手くいかない訳がありません。

理容業は、仕事や事業として考えれば、成功は勿論さらに大きな夢が実現し易く、将来性で言えばどの業界よりも有ると、私は確信します。

 

 

 

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