【2023年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.22《風の時代の with コロナでサロン経営 サロンで生きる『THE TEAM』の理論④ 最高の空間をつくる》
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YOSHIZAWA Inc.group 代表 吉澤紀人です。
今回は、【2023年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.22《風の時代の with コロナでサロン経営 サロンで生きる『THE TEAM』の理論④ 最高の空間をつくる》です。
目次
実はチームのコミュニケーションは少ない方が良い⁉︎
「チームのコミュニケーションは多ければ多い方が良い」は誤解
チームのメンバーが決まり目標が決まったら、目標達成するためにメンバー同士が効果的な連携をとり活動できる、「最高の空間」づくりが必要です。
連携して活動できる、みんなが居やすい空間作りには、コミュニケーションが必須です。
勘違いされやすいのが、いわゆるコミュニケーションというと「飲ミュニケーション」すればいいんですよね、という訳ではありません。
むしろ今はコロナの影響もあり、「飲ミュニケーション」はやれない環境になり、ホッとしている、堂々と断りやすい、などとすっかり機会は減ったと喜んでいる人も多いです。
お酒を飲まない真面目なコミュニケーションとしてのミーティングもそうです。
なんでも話し合い進めてくことは、究極の民主主義の様な気もします。
しかし、全てをコミュニケーションで補おうとすれば、細部にわたり時間と手間がかかり無駄なコミュニケーションコストになります。
では、どうすれば無駄なコミュニケーションコストを削減できるのでしょうか。
そのための有効な手段は、「ルール作り」です。
ルール設定の4つのポイント
ルールはついては、多くの人が思い込みや誤解をしているようです。
必ずしも一定ではなく、それぞれのチームの状況や方針によって変わります。
①ルールの設定粒度(増やすのか減らすのか)
②権限規定のルール(誰が決めるのか)
③責任範囲のルール(どこまで責任を追うのか)
④評価対象のルール(何を評価するのか)
⑤確認頻度のルール(どれくらい確認するのか)
まずは適切にルールを設定し、無駄なコミュニケーションを減らすことからです。
自分達のチーム(店舗)は、なるべく細かくルールを決めた方が良いのか、あまり細かくルールを決めない方が良いのか、考える必要があります。
主なスタイリストに対して数名のアシスタントで回すのか、各自スタイリストがアシスタントを使わず全部担当するのか、出来高払いの業務委託スタイリストの集まりなのか、店のスタイルにもよると思います。
後者に近いスタイルの店であればあるほど、連携の必要性が少なくて各スタイリストが自分で判断して活動する方が効果的であることも多くあり、ルールを細かく決める必要性はあまりありません。
まずは、コミュニケーションの複雑性を減らすことから始めましょう。
しかし。たとえコミュニケーションの複雑性を下げても、メンバー同士の効果的な連携にはやっぱりコミュニケーション無しとまではいきません。
むしろ必要不可欠です。
では、どうすればチームの中で効果的なコミュニケーションができるのかが重要です。
コミュニケーションを阻むものはいつでも感情
ルールによって複雑なコミュニケーションを効率化しても、メンバー同士の効果的な連携のコミュニケーションは必要です。
例えば、コミュニケーションがルールによって効率的になっても、簡潔化しても、効果が出るとな限りません。
コミュニケーションのコンテンツをどんなに変えても。チームのメンバーが動いてくれないことも多くあります。
なぜなら、チームのメンバーは人間であり、それぞれに「感情」があるからです。
「どうせ、俺のいうことはわかってくれない」
「しょせん、私が動いても結果は変わらない」
「やっぱり、自分は大切にされていないんだ」
など。
「どうせ」「しょせん」「やっぱり」など、チームのメンバーに対してネガティブな感情があると、コミュニケーションのコンテンツに対する理解、共感、行動を阻害することがあります。
同じことを伝えても、「誰から伝えられたのか」「どの様な場面で伝えられたのか」、伝えられた側のメンバーの感情も大きく変わることがあります。
まずは、チームのメンバーの感情をネガティブからポジティブに変えるコミュニケーションが必要です。
「理解してから理解される」人間関係の真実
世界的なベストセラーにもなった『7つの習慣』(著者 スティーブン・R・コビー)は皆さんも聞いたことがあるとか、読んだことがある方が多いと思います。
成功者たちの共通点を観察し、その原則を『7つの習慣』としてまとめたものです。
その「7つの習慣」1つに、「理解してから理解される」という習慣があります。
人間は自分のことを理解してもらおうとしているうちは相手から理解されず、自分が相手を理解しようとすれば相手からも理解される様になる、という考え方です。
「自分を理解していない人」が伝えるよりも、「自分を理解して認めてくれているひと」から伝えられる方がすんなり入るし従います。
皆さんも経験があると思いますが、受け取る相手の感情で全く違うことはお分かりだと思います。
まずは、相手の「経験」「感覚」「志向」「能力」を理解することです。
逆にそれらが理解されないでネガティブになると、「どうせ」「しょせん」「やっぱり」という様な感情が「この場でこの人に言っても無駄」という感情を抱かせ、さまざまな発見・意見・アイデアを殺し、チームの成長や発展を妨げます。
誰でも何でも言い出せる環境を作り上げることが重要です。
そこから、チームメンバーの相互理解による心理的安全に基づく効率的なコミュニケーションと、効果的な連携を手に入れ、メンバー同士の相乗効果が生まれる本物のチームになっていきます。
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