髪の構造
こんにちは!
銀座マツナガ箱崎店の神永です。
今回は、髪の構造についてです。
目次
はじめに
キューティクルについて良くネットや商品の説明などでよく聞きますよね。髪が出来ている構造はキューティクルだけではなく、コルテックスやメデュラもあります。それらについて説明させていただきます!
キューティクル(毛小皮)
1.毛髪の1番外側の層で、面積の毛の体積の10~15%
2.魚の鱗のような鱗片が毛先に向かって重なりあっている。その模様を紋理という。
3.その鱗片の縦の長さは80~100μ、厚み0.5~1μ、横幅は毛幹の外側の½~1/3の長さ。
4.鱗片は角化して硬く、メラニン色素がないので透明である。
5.鱗片の重なりは、平均4~8枚が重なりあっている。軟毛は、2~3枚で、硬毛は20~25枚重なっている。その隙間は5~6オグストロームである。
6.水分の出し入れをコントロールする。そのためにキューティクルは1枚が3つの違った層になっている。外側はエピキューティクルで撥水性で物理的外力には弱いが化学的薬品には強い。内側はエンドキューティクルといい親水性で薬品には弱い。中間はエキソキューティクルでやや親水性である。内側が親水性のため水分を与えると外側にそり、水分が浸透しやすくなる構造になっている。
7.化学的作用には比較的強いが物理的な外力には弱い。
コルテックス(毛皮質)
1.キューティクルの内側の層で面積の毛の体積85~90%である。
2.のり巻きでいうと、ごはんに当たる部分で1番面積があり、髪の伸度と強度に関係する。
3.角化繊維細胞からなる縦繊維(マイクロフィブリル)が多くあり、細胞間隙をケラチンといわれる間充物質で満たされている。
4.メラニン色素が多くあり。髪色のもとになっている。
5.コルテックスには吸水性のAコルテックス(パラコルテックス)と撥水性のBコルテックス(オルソコルテックス)の2種類があり、2つが混在していると直毛になり、偏在の場合は縮毛になる。
毛髄質(メデュラ)
1.中心の層で、ある毛とない毛があり、何のはたらきをするのか不明である。気泡は白髪に関係がある。
おわりに
キューティクルの中にも種類がある事ご存知でしたか?改めて構造について知るのも面白いですね!